1学期 読書推進の活動

読書推進の活動

・絵本の読み聞かせ

・読書記録をつける

・子どものおすすめ絵本を掲示

・本のチラシづくり

 

読み聞かせ

絵本の読み聞かせの時には、絵本の前でござを広げ、そこに腰を落とせるようにした。競うように座り、本と近い距離で読み聞かせができた。狙いどおり今年は読み聞かせの時の子供との距離が近くなった。

ユニークな本から戦争などの悲しい本まで様々な本を読み聞かせに使った。はじめのうちは、読みやすいものを選ぶようにした。「あいうえおうさま」は、次の展開が予想しやすく、絵の中にもその字を使った言葉があり探したくなる。

また、読み聞かせ中には、子どもに仕草を表現してもらったり、部分的に読みに参加してもらったものもある。よりその絵本が子どもに近づくようにと絵本に合わせて工夫した。

 

読書記録

子どもたちに小さな紙を配り読んだ本の記録をつけるように促した。

たくさんの本を読む事をすすめ、本との出会いの機会としたいと思った。読んだものを記録していくことでポイントを貯めるような楽しみを付加したいと思った。見返して読んだ本を振り返ることもできる。

配ってから3週間ほど経ったところで、どれくらい読んだのか、どんな本を読んだのかその紙をもとに交流の時間をとった。

「あの子が読んでいたこの本を読んでみよう」と動機付けになることをねらった。

ただ、一度交流の時間を持って以来その後の交流の時間を持つ事をしなかった。もしも続けてやっていれば、一学期最多読書冊数が50冊を超えた人もいたかもしれない。現状一番多い子で30冊強でした。続けなかったは自身の性格的に競わせて読ませる事を好まないのだろう。また、やっていくうちに記録を見直すよりも、図書室で本を見ながら振り返る方が子どもの実態に沿うような気がした。

 

おすすめ本の掲示

お気に入りの本と一緒に写真を撮るようにした。今好きな本により愛着をもち、本を好きになってもらうための演出。その写真を教室の背面に掲示した。掲示を新しい本と出会う場にしたいという意図もあった。ここを見て次に借りる本の候補にする子が現れたらいいと思った。

 

本のチラシづくり

一学期の末に行った。二年生になってから今まで読んだ中でみんなにおすすめしたい本を一冊紹介するチラシを書きましょう。と活動を進めた。

本のお気に入りのページを全て写す子もいれば、その本の面白さをチラシに書く子もいた。どの子もそれぞれにらしい本をチラシにまとめていたように思う。

二年生らしくまだ読んでもらう事を前提にした作りのチラシにはなっていない子がほとんどだった。

そのチラシをコピーし、子どもたちに配る。子どもたちでいいチラシはどれか決めさせる活動をした。班でいいチラシベストを選んでもらった。

選ぶ基準を示した。

①見た目(チラシとして目を引くか。見やすく読みやすく書けているか。)

②理由が書けているか(おすすめの理由が読んでわかるか。)

③二年生にあっているか(二年生の読みたくなるような本がおすすめされているか。)

この三点を基準としてグループごとにそうだんさせた。

班で一番を決めるためみんな真剣にチラシを読んでいた。読んだ上で班の中でどうしてこれが一番なのかと熱い話がされた。

授業記録 国語「風のゆうびんやさん」3

物語を創造しよう。

「配達する手紙はまだまだあります。」

とあるんだけど、この後、ゆうびんやさんはどこへいったと思う?どんな手紙を誰に届けたんだろう?想像して書いていきましょう。

 

書くときに気をつけることを示すため、これまでの内容を振り返る。

あげはちょうは、はなのいいにおいの手紙でお茶会によばれた。等

振り返ったことから

その人物らしいにおいや形の手紙、その人物らしい内容が望ましいと示す。

例えば、、、

シロクマだったら?

氷の手紙でかき氷パーティーの招待状??

カエルだったら?

ジャンプ大会の挑戦状??

 

例示に沿って招待状や挑戦状が多くなったが、ユニークな人物が多く現れた。

 

授業記録 国語「風のゆうびんやさん」2

読み方(声の大きさ)を工夫しよう

 

風のゆうびんやさんはそれぞれの人物に「〇〇さんゆうびんです。」と声をかけます。

あなたならどんな風に声をかける?やってみましょう。

ゆうびんやさんが相手に気づいてもらえるように声をかける様子を再現してもらう。

 

おじいさん犬は実は耳が聞こえにくい。

子すずめはいつも元気にお母さんすずめに声をかけている。

など受け取る人物像を詳しくすることで、声のかけ方や大きさを変えさせた。

 

ゆうびんやさんの声のかけ方が変わったときになぜ変えたのかを聞いていくことで風のゆうびんやさんの人物像を語れるようにしむけた。

 

ねているくもさんに対しての声のかけ方も変わってくる。はじめの読み方との違いを語る事で物語の読み深まりを捉えた。

授業記録 国語「風のゆうびんやさん」1

クモは人物か?

教科書の巻末にのっているまとめから、物語の人物とは何かを確認した。

 

登場人物ー 人のように話したり動いたりする人や動物

 

このまとめにそって登場人物を確認していく。

風のゆうびんやさん

あげはちょう

おじいさん犬

お母さんすずめ

子すずめたち

くも

 

くも?ここで疑問が起こる?くもは寝ており、他の動物のように話していない、動いていない。

「くもは人物ではない。だって話してないもの。」

「人物だよ。だって絵に出ている。」

「ちがう。何もしていない。」

「いないとへん。」

 

くもが人物であることを理由をつけて話すことができるようにとねらいこの授業を行う。理由をつけるときにより納得感があるものが話せるかを要点とした。

 

くもは人物です。

なぜなら、くもが寝るという動きをしているから。そのせいで、風のゆうびんやさんは今までの渡し方から、手紙をくもの巣のはしっこにおいておくに変化したから。

のように

授業記録 理科「電気で明かりをつけてみよう」

理科。小学校三年生の電気の単元。はじめの一時間。

電気で明かりがつくのってどうして?

という問いかけに想像を巡らせる一時間。

 

電気でつく明かり。例えば教室の明かり。ほかにどんなものがありますか?

1分間出してみましょう。

、、

懐中電灯。信号。ポニョの船のやつ。車のランプ。イルミネーション。テレビ。街灯。観覧車。工事現場のあれ、剣みたいな、、、

 

たくさんありますね。

この電気の明かりどうしてつくのだろう?

予想してみましょう。

「電気のおかげ。」

「電気が電線を通ってやってくる。」

「付け足して、導線を通ってやってくる。」

「太陽の光が吸収されて保管されたものが電線を通って家の明かりになったりする。」

 

さらに問いかける。

電気が光るなら、電線の途中は光らないのかな?

じゃあ乾電池は?

乾電池も中で光っているのかな?

電気って光るのかな?

 

「電線を移動中は電車みたいに早くて乗れないのだけど、蛍光灯で止まるから光が乗り込めて光る。」

 

想像を巡らせた電気について、乾電池を使ってこれから学んでいきます。

 

 

授業記録 図工 絵の具 落ち葉

混色の色作りができるようになろう 〜落ち葉〜

「授業記録」

絵の具セットを準備できている子から拾い集めた落ち葉を取りに来させる。

全員が席に着いた。

落ち葉の手触りや色じっくり観察してみよう。

何色があるかな?

「赤・黄色・緑・・・」

手触りは?

「ざらざら」「やわらかい」

今日描くのは?

「落ち葉」

まずはこの落ち葉の色を作りましょう。色は一つかな?

この落ち葉にある色をたくさん作っていきましょう。

色は必ず2色を混ぜるようにします。

パレットの小部屋に絵の具をとって大部屋で混ぜる色作りを前で模範する。

実践

 難しそうな子に色を一つ作り混ぜ方をさせてみる。

 できている子のパレットを見本としてみせる。

 

時間をとった後、筆をおく。

画用紙に色をおいていくことを説明。

 

葉の柄、脈から描き広げていくことを示範しながら指導。

実践

 初めの筆がおきにくい子には葉脈をいくつか書きそえる。その後の筆が進むことを見届ける。

 絵の具を薄めずに使う子に薄めて描いたものを示して指導。

 

時間になったので片付ける。

振り返り

  • 色作りの時間をとったことで葉の色作りがうまくできたことがよかった。
  • 画用紙におき始める前に、水でうすめてぬること、その色でぬりかさねることを注意深く指導した方が良い。濃い色をおくと修正ができない。
  • 二時間目には、色作りの時間を省略した。すると、単調な色をぬる子が増える。時間を作っての指導は複数回したほうが定着が良いのだろう。時間を区切って色作りをさせるべきだったと思う。
  • 完成を意識させると、葉の形に塗りきらないといけないと思うようで、時間が経つにつれぬりが雑になる。虫が食った葉やちぎれた葉もあることを例示しゴールに幅を持たせることも大事だった。

ポイント

  • 二色を混ぜて色作り
  • 水で薄めてぬる
  • 葉脈からぬる

授業記録 サーカスのライオン⑨

サーカスのライオン ファイナル

前回の終わり方が納得できず、なきのもう一回。

今日の目当ては、

本のチラシを作ろう

この本をオススメするチラシを作ります。どのシーンをオススメするのか。どんなところを読んでほしいか。それをかきましょう。

 

物語を整理します。

この話は?

「ライオンが男の子を助ける話」

そうでしたね。そう見ると、ライオンの勇ましさ、勇気の話になりますね。そうだったよね。だけど見方を変えると勇気の話だけではなくなるんだ。

男の子を主語にして考えてみて。すると、「男の子がライオンを助ける話」でもあるんだ。男の子のお陰でライオンは気持ちを若く持ち、やる気を出していく。男の子の優しさの話としてみることもできるんだ。そして、お互いに支え合う友情の話という面もあるね。

この勇気・優しさ・友情のどの部分に一番良さを感じますか?どの話としてこの本を紹介したいですか?

それをチラシに書いていきましょう。では始めましょう。

 

チラシより

概ね、じんざの行動を、おすすめとするチラシが多い。数人が男の子とじんざが出会うシーンを取り上げているかんじ。

Aさん。ライオンが駆け上がるシーンを描写しておすすめ。

Bさん。書きにくい、と言いながら筆をとると、進み止まらない。文字で埋まったチラシ。

Cさん。自分の命を捨ててでも男の子を助ける。そこに価値を感じる一言書き。

Dさん。感想文形式。思いが溢れてにじみ出るおすすめ感。

 
反省

本の良さをおもいおもいに伝えられる事がいいなあ。

物語の解釈を僕の主導で進めたこと。子どもたちが発見する学びに変えられなかったのかな?