授業記録 サーカスのライオン

場面わけの学習

意味段落の変わり目を探す学習です。どこが変わり目になるか覚えていますか?

人物・時間・場所

サーカスのライオンでは、時間が変わるところが意味段落の変わり目になります。全部で五場面あります。段落番号の一番から何番までが一場面かと探していきましょう。

 

はじめの説明が煩雑だったのだろう、できる子とできない子の差が大きかった。言葉の精選がやっぱり重要。今日の場合、前時のうちにキーワード(人物・時間・場所)を出していた。そのキーワードはすぐに出たがどの程度の場面わけなのかがイメージしにくい様子だった。全体で五つの場面だから一つの場面にはこれくらいの幅が必要という文の長さがイメージしにくかったか?と思う。

 

伝わってないと感じたので一場面だけ前で進めた。その後みんなにかえしてやっと、全体的に探す向きになった気がする。そこからは、大体の子が場面の変わり目を探すことができた。

 

場面わけするのであれば、こちらで場面ごとに一文で示しておくのがいいかも。一場面はこんなシーン。二場面は、こんなシーン。それがどこからどこまでかと考えさせるとゴールしやすいのかと思う。言葉だけでなく絵だけで示してもいいのかも。

中には男の子の会話中の「昼間」や、「次の日もそのまた次の日も」の言葉に注目し変わり目ではないかと考える子もいた。机間指導で訂正したが、これに対しての考えも子供達に返すことで学びにつながったのかもしれない。その場で訂正してしまったことが悔やまれる。

 

場面の変わり目を全体で確認。一場面から、昼夜昼夜昼と場面が日中、日没と交互に切り替わっていることを気づかせた。

 

授業記録 道徳 三年 ごめんねサルビアさん

道徳「ごめんね、サルビアさん」

動物、植物を育てたことはある人?何を育てた?

犬、朝顔、スミレ、サボテン、鳥、

どんなお世話していますか?

餌をやっている。水やり。散歩。

毎日やっている?

毎日じゃない、、、、

だよね。続けるって大変だよね。


今日のおはなしです。

「ごめんね、サルビアさん」

読み聞かせ。最後まで読んだ。

(確認)

さてと、わたしがサルビアを買ったのは何月でしたか?

五月。

その時のわたしの気持ちは?

大切に育てよう。

六月のわたしの気持ちは?

気が楽になった。雨の日が続いて(世話をしなくていい)

七月のわたしの気持ちは?

花が咲いたうれしい。

その後のわたしの気持ちは?

嫌な気持ち。めんどう。水やりをしなくなっているから

お母さんが大切なことを教えてくれました。なんだろう?

「お花の気持ちになって、、、」

 

それじゃあお花の気持ち考えてみよう。

五月、サルビアはどんな顔をしているのかな?顔を描きましょう。顔がかけたら、その下に一言書いてみよう。

聞かせてもらおう。誰か?

^_^うれしい。買ってくれてありがとう。大切に育てて

六月サルビアの顔と一言を描きましょう。

(◞‸◟)o(`ω´ )o(−_−#)悲しい、怒るなど。会いたいなぁ。雨で寒い。どうしているのかな心配。

七月花が咲いていた時のサルビアは?

やっと見に来てくれた。元気にしてたんだね。六月待ってたんだよ!何で見に来てくれないんだ。

その後のサルビアさんは?

面倒見てくれへんから、、、。あー。あついよー。助けて。はー(ため息)。

最後花を咲かせたサルビアさんは?

おかげできれいに咲いた。


花の気持ちを考えた活動をふりかえってどうでしたか?

ふりかえりノートより

大切に育てたい

水やりを毎日していたら、もっとたくさん咲いていたと思う

 

 

授業後反省

最後の発問までいくのに時間的余裕がなく、とばしてしまった。計画的な時間配分が望まれる。楽しい道徳にはできたが、考える刺激は足りなかったと思う。花の気持ちを代弁したことでわかることはなんだろうか。、そう問うことができていたら考えが深まっていたのかもしれない。

揺さぶりがなかったことが課題。植物への愛。とそれをできないかおりさん。どんな発問が揺さぶりとして機能するのか、、、

 

 

 

国語 書く 心にのこったことを 三年 授業記録

心にのこったことを

漢字の学習をはじめに挟みながら単元を進めていたので、実質三十分ほどの授業時間で進めていった。

A.ワークシートを使って書くことを決めよう。

教科書にあるワークシートに書き込む。

一つのトピックスの書く時間を決めて、回す、1分、四回。

一番かけたことが多分一番書きやすいこと。でも、それと書きたいことは一致しない。書きやすいことと、伝いたいことが同じならそれを選ぼう。

どれについて詳しく書くか決めさせた。

B.詳しく思い出して書こう。

決めたことを詳しく書いていく。「いつ、どこで、誰と、何を、どうした。」を入れるように指導。文章化せず、メモでいい。詳しく思い出すことが中心。

C.取材しよう。

書いた内容をペアで話す、聞く。

話す方は聞かれたことを話すようにすること。「うれしかったことは〇〇です。」

聞く方は新聞記者のつもり。詳しく聞き取る。取材の仕方を演示。1分間、話が途切れないように聞きまくる。

1分間話し続けられると成功。話す相手がノートにないことまで話していたら大成功。

相手を変えながら繰り返す。お互いが話すたびに、成功できたか、大成功できたかを確認。聞き手にそちらへの意識づけを繰り返した。

だんだん上手くなっていったので時間を1分から1分半、2分と増やす。最後に、より詳しく思い出せたことをメモし直す。

話す活動を入れたことで、より詳しく書くことができた子が増えたように感じる。また、繰り返し話していったので、話しながら、わかりやすくまとめることもできていた。取材の腕も繰り返す中で上がった気がする。

D.文章に書こう。

はじめ、なか、おわり、の指導。

はじめとおわりの型を例示する。真似は大歓迎。

はじめ中おわりで段落分けができていれば丸と合格ラインを示して書かせる。

合格が半分ほど。合格でない子には終わりの文のない子や、段落分けのできていないミスが目立つ。中で盛り上がっているうちにおわりの段落を忘れてしまうのだろう。徹底するのであれば次の時間に見直しをさせたらよかった。

 

 

 

 

『いわしくん』 読み聞かせ

『いわしくん』 読み聞かせ

 

ぼくってだあれ?

一読後にたずねる。

「いわし!」

ほとんどの子がそう答えた。

 

もう一度読む。

「ここだけ違う!」

 

その違いがいわしくんを面白くしてるんだよね。いつのまにかぼくの中に入り込んだような錯覚を起こさせたり、二重の意味に取らせら様に作ってある。

 

作りに注目させたくて聞いたけど、食育として読むならいらない問い。

絵と文だけで子どもの解釈が生まれる本。解釈したくなる本だと思う。

『ぼくのジイちゃん』読み聞かせ

『ぼくのジイちゃん』くすのきしげのり 読み聞かせ

 


 小学校の運動会を舞台にした話なので、運動会前に読んだ。親御さんが出るリレー種目が学校にないので、子どもたちは「うちにはないなあ」と少し違和感を持ったようだ。


 うさぎシャツなどのコミカルさが、クラスの子の意地悪さも嫌味を薄くしてくれる。

 わんぱくな男の子たちがくすくす、面白い絵にやられて、静かに鑑賞には向かない。 わいわいと読みすすめたい。


 じいちゃんの姿をはじめはゆっくり、速いところは速く(スポーツアナウンサーのように)読めると盛り上がった。

 

授業記録 3年 道徳 バスの中で『親切』

授業記録 3年 道徳 バスの中で『親切』

『親切』

例えばどんなことだろう。

「荷物を持ってあげる」「席を譲る」

親切にするために必要なものはなんだろう?

「・・・」「優しい心?」

うんうん、今日の話は『バスの中で』

話を読む。途中まで

私の気持ちは?「席を譲りたい」

話に出てくる他の人はどうかな?この高校生は?「ひどい」「やさしくない」「気づいてないだけ」

 後ろの女の人は?「もじもじ」「譲ろうとしている」

 続きを読む。

二人の私だって、、、

「天使と悪魔や」

なるほどね。どんな私と私?

「悪い私と、いい私」

「言えない私と譲りたい私」

二人の私の中を見ましょう。悪魔の方は?「譲りたくない」「座っておきたい」「私がしんどい」

じゃあ、天使は?「譲りたい」「おばあさんが心配だから」「おばあさんが怪我したらあかん」

反省

ここで二人の私を天使と悪魔として中身を聞いたのがいけなかった。内容が譲りたいと、譲りたくないで揺れ動く私になってしまい、葛藤の理由が変わってきてしまった。前提の譲りたい。しかし、その行為ができない私、声をかけられない私がどうしてなのかをかんがえさせられていなかった。

二人の私を演じる。

譲りたい私と譲れない私の二人の私になってクラス全体を説得してもらいます。前に出てきて、言ってくれる人?

ちらほら手が上がる

初めの二人。

譲った時に怪我したらどうするんだ。僕がしんどくなってしまう。など

二回目、三回目、たくさん手が上がる。おそらく雰囲気がつかめたため。

 

二回目の前に、天使と悪魔ではないね。二人とも譲りたいまでは同じ思いだよ。でも言えないのはどうしてなのかな?と整理し直す。

しかし、言えないことは、「恥ずかしいから」や「断られるかも」といった言葉は出てこない。ここを深められなかった。

譲りたいんだよね?でも言えない私だよ。どうかな?「、、、」

 

話を最後まで読む。こえをかけ、席を譲ることができたわたし。

親切にするためには何が必要なんだろう?

優しい心、はじめに出たね。

困っている人に気づくこと。

こえをかけることができない私に足りないのは?、、、「気合い!!」

勇気と引き出したいところだったが、「気合い」が代わりに出てくる。

やさしさ、気づくこと、気合いがあって親切がてきるんですね。

ふりかえりを書きましょう。

 

ふりかえり

  • 親切するといいことがある。
  • 二人の私が喧嘩していました。(この読み取りになっているとずれている。演劇させたことで誤読を生んでしまっている)
  • 私は天使でいたい。
  • 荷物を持ってあげたことはあるから、席を譲ってみたい。
反省

二人の私の説得も間に入って喧嘩っぽくならない有機的な話になるようサポートしないといけなかった。

遊びで学ぶ 学活記録

  • サイレントゲーム

サイレントゲーム、喋らないことがルール。紅組、白組に分かれて名前順に並びます。名前の早い人が窓側です。一列に並びましょう。できたら座りましょう。

用意、スタート。

静かにならぶ子どもたち、悩む姿も。Aさんがあっちこっちへ動き回る。Bさんもリーダーシップをとり動き回る。みんなが座ることを伝えるのが難しかった様子。Cさんが確認しながら座らそうとする。

同様に、赤白で背の順にならび直す。

今度も白が早くできた。しかし、二学期の身体測定の記録を使ったため、子供達の記憶とのズレがあり、白組は間違いがあった。

喜ぶ赤組。

相手のミスを喜ぶ感じが嫌なのでさらっと次のゲームへ。

ジャンケンをします。出すのは、0〜5まで指。7や11を作れたら座る。

一回目、7を作りすわる。男子が男子と、仲のいい子とやろうとするところが見える。残念なところ。Aさんは、Dさんと座ったが明らかにつまらなそうな顔。

ふりかえりに、つくれた子にどんな気持ち?と問う。とEさん「ふつう。嬉しい。」

最後までかかったFさん「悲しい」

二回目に両手使ってもいいよと、11つくり。早くつくれた子から座るように言う。

早くできたEさん、Gさんペア。Hさん、Iさんペア。喜び騒ぐ。Jさんが「最後になりたい」「俺やらん」などと悪目立ちしようとし始める。

全員組むことをやめて止める。7の時と同様の、ふりかえり。Jさん「ふつう」「何もない」雰囲気、ふざけ感が観れるので。わからない時はやらなくていいよと、観てていいからね。と優しく促す。

次にもっと難しいチャレンジをします。

  • DNA

ペアになってあいこになるまでじゃんけんしてください。

両手ともあいこが作れたら座りましょうと。

このアテンドが失敗だった。あいこになるまで一人のことじゃんけんを続けさせれば間違いが少なかった。そして、短時間に進めただろう。

結果として、Kさんが一人、片手が残る。計算が合わないため、DNAができない。雰囲気悪くなるので捨てて、サークルを作らせる。

  • サークル作り

大きな一つの丸をみんなで作ってください。スタート。

男の子だけで固まって輪を作り始める。仲良しで手を繋いで輪を作ろうとする。女の子、Aさんや、Lさんは大きな輪をといいイメージをぼくと共有できているので広がって作ろうとするのだが男の子が固まっているので徐々に前に集まる。自分の隣を男にしようとする感じがみっともない。教室の前で二列ができたところで座らせる。

「なんて仲がいいんでしょう。手を繋いで輪を作るなんて言ってないのに。」「仲良すぎるぞ。」とポジティブに否定。「これは円と言えるかな?」首を振る子たち。「もう一回やってみよう。」立ち上がり作り始める。今度は、手は離れた。大きく広がっていく。Aさん、Lさんのあたりから、「両手を広げよう。」との声。みんなが広げて等間隔を作り始めた。できたところで止める。

「やったね。」「Aさんの言葉が良かったね。」「それに応えたみんなもよかった」

ここは「成功の決め手は?」「何が良くなったんだろう?」「どうしてうまくできたんだろう」と考え、答えを子どもから引き出せればよかったと思う。

では

  • ジップザップ

輪の中にジップ光線を出す宇宙人がいます。みんなはザップバリアをして守ってください。守り方は隣の人が手をあげることです。

いろんな人に試して練習。慣れてきたあたりで、Mさんをジップ側に引き込む。

ノリノリで参加するAさん。みんなもワイワイ。Jさんも楽しんでいる。Nさんがゲーム理解が難しかったようで固まってしまった。勢いで活動を進めると彼にはしんどいんだろうなと思う。

しばらくワイワイしたところで止める。

結構失敗するよね。うまくいかないことあるよね。でも、楽しめた?ウンウン。失敗することは怖いことじゃないよ。たくさんしたらいいよ。Eさん「失敗は成功の元や」ウンウン。失敗しながらできるようになっていくよ。そして、しっぱいを笑える雰囲気仲間と出来ることがいいよね。あなたが友だちがしっぱいに挑戦できるようにできることはなんだろうね。